痛みに対する「アイシング」は何のため?
ケガをしたら「とりあえず冷やしましょう」と言われますよね。
でも実は、アイシングは “治すため” ではなく “落ち着かせるため” の方法です。
■ アイシングの本当の役割
アイシングの目的は
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痛みの神経を鈍らせる(神経伝導速度の低下)
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腫れの広がりを抑える(血管収縮による出血・浸出液の減少)
つまり、
痛み・腫れ・熱感が強い時期の「症状コントロール」が目的です。
治りを早める治療ではありません。
■ なぜ痛みが減るのか?
理由は科学的に明確です。
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神経のスピードが低下し、痛みの信号が届きにくくなる
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血管が収縮し、余分な腫れや熱を防ぐ
この2つが “アイシングの効果” です。
■ 冷やせば治りが早くなる?
これは誤解です。
冷却で組織修復が早くなる科学的データはありません。
ただし、腫れの拡大を抑えて2次的なダメージを防ぐ意味では有効です。
■ アイシングが適している時・いらない時
◎ 適している
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ケガの直後
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捻挫・打撲の急性期
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運動直後で炎症が強い時
✕ あまり意味がない
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1週間以上続く慢性痛
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血行不良が原因の痛み
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冷えると痛みが悪化するタイプ
慢性痛はむしろ 温めて血流を改善した方が効果的なことが多いです。
■ 正しいアイシングの方法
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15〜20分
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1日に3〜6回(15分アイシングしたら倍の30分以上あけて次のアイシング)
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氷+少量の水が最も効率が良い
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タオル1枚を必ずあてる
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冷やしすぎは逆効果(血流が戻り過ぎてしまう)
■ アイシングだけでは治らない
アイシングは対処療法であり、原因治療ではありません。
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関節の動きのズレ
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筋力やコントロールの低下
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アライメント問題
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癖になっている動作の偏り
こうした 根本原因 を解決しなければ再発します。
■ まとめ
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アイシングは「治療」ではなく「症状を落ち着かせる応急処置」
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痛みと腫れを一時的にコントロールするためのもの
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慢性痛には効果が薄い
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正しく使えばケガ直後のダメージ悪化を防げる
〜名古屋のエルスパーク千種〜
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